ニックの演技ができるまで
以下インタビュー動画は、許諾済みのインタビュー動画を配信していると思われる海外のチャンネルからの引用です。非許諾でアップロードされているチャンネルだった場合、ご一報いただけますと幸いです。
ニックの演技ができるまで
Youtubeにはインタビューや、ボイスセッションを収録した映像などが公開されています。
こちらの動画の33秒あたりでは "Sly fox, dumb bunny." を演じているベイトマンのジェスチャーと、ニックのムービーを、並列で見られます。 1日に何度かは見たいです。
こちらではもう少し長めに各キャストがキャラクターを演じている様子を見られます。
1分10秒あたり で、上記のムービーでSly fox, dumb bunny.を演じていたベイトマンが、実は両脇からバイロン・ハワードと、リッチ・ムーアに見守られていたことがわかります(やりにくそう!)
このムービーでは、DMVでフラッシュに挨拶しているくだりも見られますが、完成した映画とはセリフが違うようです。各キャストの後ろにはキャラクターやズートピアの設定画が貼られキャストの演技を助けています。同時に キャストが映像を見て演技をしていない(プレスコ) こともわかります。
この映像が「それ」かはわかりませんが、収録風景は、のちの作画の参考にされたと思われます。
「ダンバニー」なベイトマンが口を横に開いている雰囲気がちょっとニックに通じるところがある、とまで言うと言いすぎかもしれませんが、キャストのみなさんの顔の動きが、それぞれのキャラの演技に反映されているのが伝わります。
さらに下記のベイトマンのインタビュー 2分50秒あたり では、上記の収録がどのように実施されたかが語られています。日本語ちょっと自信がないのですが
毎回2時間に及ぶセッションを、隔月で3年間、通算20回実施した。
1つのセッションで3~4のシーンを収録する。
1つのシーンを演じるときはまず、最初から終わりまで通しで2回くらい演じた後で、1行ずつのセリフを6通り別の演技で演じる。
そのあとディレクターたちとシーンについて検討して、彼らの要望でリテイクに応じる。
というようなことを言っています。
BDに収録された特典映像を見ると、ベイトマンが収録したにも関わらず本編に使用されていないシーンが多数あったこともわかります(収録が開始した時期には、ストーリーも現在とは違う初期ストーリーであった可能性があると思います)。
しかも1つのセリフが最低6パターンあるわけです。
完成した映画を見るまでベイトマンも何やってるんだかよくわからなかったでしょうし、自分の声がしているにも関わらず、その作品の完成度には息をのんだのではないでしょうか。
2016.10.5ページ移動
2016.6.16作成
- 最終更新:2016-10-06 01:44:33